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[特集] 千歳船橋の「COSちとふな」前に「みんなのベンチ」第1号が誕生しました! 12:00
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     この1月、世田谷区社会福祉協議会の「地域の支えあい活動助成」を受けて、「みんなのベンチ」第1号が小田急線千歳船橋駅前の山崎ビル「COSちとふな」前に完成しました。
     このベンチは、環境まちづくり活動を実践しているNPO団体「水・緑・木地エコ・メッセ」とのネットワークのなかで実現したものです。COSちとふなの1階には、このNPOのリユースショップが入居しており、かねてからお店の前にベンチを作ることを計画していました。
     当初は、目黒区の 碑 小学校でやむを得ず伐採し、有効利用するために保管してあったヒマラヤスギでつくる予定でしたが、樹種としてあまり適していないところから、新しく東京多摩産材のヒノキを使いました。
     環境を大切に考えているこのグループが、遠隔地から運ぶエネルギーについて配慮し、地場産材をぜひ使いたいとのことで採用されたものです。製作はこのビルのオーナーの弟さん、山崎工務店の社長さんが自ら取り組んでくださいました。
     店の前の道路は、以前から別名「病院どおり」といわれるほど、駅から歩いて病院に行く方が多いところだそうです。山崎ビルができる前は、オーナーの山崎さんも同じ場所にベンチをおいて、お年寄りに一休みする場所を提供していました。
     そのとき植えてあったツゲの木は工事のため一時切られてしまいましたが、記念に今も残してあり、そのツゲに寄り添うように、新しいベンチがヒノキのいい香りを放っています。SAHSは、場所の検討、ベンチの設計、材の発注、関係者の調整などを行いました。
     近くにお出かけの際は、ぜひお立ち寄り下さい。



    「みんなのベンチ」第1号の概要
    所在地=世田谷区船橋1丁目1番2号 山崎ビル前
    交通機関=小田急線 千歳船橋駅前 徒歩1分(駅舎北側)
    製材=(有)浜中材木店 東京都西多摩郡日の出町大久野854 tel. 042-597-0722
    製作=(株)山崎工務店 東京都世田谷区船橋1-1-2 tel. 03-3420-6040
    発注=NPO法人エコメッセ 東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 tel. 03-3209-1740 
    設計・コーディネート=NPO法人SAHS tel. 03-5376-0324




    COSちとふな前に完成した《みんなのベンチ》の計画図
    | サース通信22号/2007年3月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
    [特集] 高齢者対応の浴室&洗面所を改装しました! 12:00
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      高齢者対応の浴室&洗面所を改装しました!
      〜世田谷区内の関連NPOのネットワークを生かして〜

       世田谷区弦巻のKさんは高齢のご夫妻で、ご近所で事業されているNPO法人(特定非営利活動法人)コミュニティネットワーク・ウェーブの訪問介護支援を利用しながら、ご自宅にお住まいです。
       今年4月、このNPOの一宮蓉子さんから、Kさん宅の住宅改善のご相談を受けました。これまでの浴室は、このご主人の手づくりで、脱衣所からかなりの段差があり、足が弱ってこられた奥様の入浴が危険になっている、普段の生活にあまり支障なく入りやすいお風呂ができないものか、という内容でした。
       打ち合わせは主にご長男の奥様に対応していただき、居間の増築案、水廻りの改善案の2案を提案しました。
       築年数も高いことから、工事に先立って簡易な耐震診断を行い、改装に際しては構造の弱点を補強するかたちとしました。施工は、以前より連携を進めているNPO法人セーフティリビングの会員の伊部建設に依頼しました。7月29日工事請負契約、9月末に工事終了となりました。
       高齢者を被害者にする悪質リフォームが社会問題になっている昨今、この住宅改善は区内3つのNPOのネットワークが有効に機能した好例として、今後も進めていきたい事業と考えています。

      [ご家族のKさんより]
       介護状態にある両親の家の風呂場は寒くて狭く、浴槽が深かったため、風呂の出入りのたびに足が持ち上がらず、すべったりして怖い思いをしながら入っていました。今回、ほとんど使用していなかった押入れと洗面所、2箇所あったトイレの1つを改装し、ユニットバスの風呂場と洗面所・洗濯機置き場を使いやすくコンパクトに造っていただきました。風呂場に乾燥機を付けたことで、現在たいへん重宝しています。
       工事は、両親がデイサービスに行っている間に週3日で行ってもらい、毎日の生活を変えずにできたことに、設計士の先生、建設会社の方々には感謝しています。両親はゆっくり安心して風呂に入って温まることができ、気持ちよいと喜んでいます。
       本当にありがとうございました。


      改装後のKさん宅のユニットバスルーム


      ■この改装には、世田谷区内で活動する関連NPOのネットワークが生かされました。
       協働していただいたみなさんに感想をうかがってみましょう。

      ◆ NPO法人 コミュニティネットワーク・ウェーブ[居宅介護支援事業]
        TEL,FAX. 03-5430-7780
       コミュニティネットワーク・ウェーブは、すべての人が地域で支えあって暮らす社会の実現をめざし、1994年から世田谷区駒沢で活動しているNPOです。事業内容は、居宅介護支援、訪問介護、地域交流(地域サロン、ミニデイサロン、ふれあいサロンなど)のほか、相談活動、自立支援など、幅広い活動を行っています。
       Kさん(ご主人)は、若い頃は大工仕事も得意で、自宅の浴室もご自分で作られましたが、高齢になってご夫婦とも足腰が弱ってきました。段差が多く、継ぎ足しの増築は使い勝手が悪く、たいへん危険なため、1年がかりで説得してやっとこぎつけた改修工事です。「住む人にきめ細かく配慮し、ていねいに仕事をしてくださるSAHS」の井上文さんに安心してお任せし、明るく使いやすい浴室と洗面所ができあがりました。
       Kさん夫妻は安全に気持ちよく入浴できると喜んでおられます。誰もが安心して暮らし続けられるまちづくりのために、今後も連携していけるといいなと思います。(文=一宮蓉子)

      ◆ NPO法人 セーフティリビング[バリアフリー工事施工]
        TEL. 03-3420-3322 FAX. 03-5477-3991
       NPO法人SAHSとは、以前より世田谷区内の住まい関連のバリアフリー工事等で、主に施工担当として連携を取りながら活動しています。
       K邸では、6月初めより数回の打ち合わせを経て、7月末に工事請負契約を結び、8月に伊部建設さんに施工を担当してもらいました。
       ご夫婦が高齢であることなどから、工事の負担がなるべくかからないように、デイサービスに出かけられる日に主要な工事を行いました。これには、訪問介護事業を展開されているNPO法人コミュニティネットワーク・ウェーブの方々の、玄関ドアの鍵の開け閉めをはじめとする細やかな支援が不可欠で、改めて地域で展開するネットワークの重要性を認識しました。
       今後も高齢者や障害者が不自由なく暮らせるような住まいづくりを、地域で連携を取りながらともに努めていきたいと思っています。(文=田村彰宏)

      ◆ 伊部建設 株式会社[NPO法人セーフティリビング会員、改修工事を担当]
        TEL. 03-3709-5121 FAX. 03-3709-5251
       工事内容は、高齢者のご夫婦が居間に使っている4畳半のお部屋に近接している㈰トイレと、㈪浴室、洗面所、洗濯スペースの改修工事でした。
       まずトイレの改修ですが、便器の周りが汚れやすいので、トイレの床に排水口を設け、床材のシートを船のようにして、水洗いできるようにしました。
       浴室周りは段差を極力なくし、入浴の際の動きが楽になるように脱衣スペースも配慮しました。Kさんのご主人が在宅のときは興味深くご覧になり、工事についての質問も多かったので、説明しながら進めました。
       ただ、現場は危険も多いことから、週3日、午前9時半から午後4時まで、デイサービスにお出かけのときに、主要な工事を集中して行いましたので、完成が1週間ほどずれましたが、きれいに仕上げることができました。ヘルパーさんにも玄関の鍵の開け閉めなど、いろいろと協力していただき無事に完成しました。(文=伊部 博)
      | サース通信21号/2006年12月 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by news-npo-sahs -
      [特集]市民の力で「まちのトイレ」「まちのベンチ」づくりに挑戦! 12:00
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        [特集]市民の力で「まちのトイレ」「まちのベンチ」づくりに挑戦!
        〜2006年度 世田谷区社会福祉協議会「地域の支えあい活動助成」決まる〜

         SAHSでは、本年度の世田谷区社会福祉協議会の「地域の支えあい活動助成」に応募し、昨年度に引き続いて助成を受けることになりました。その申請内容は、高齢者や障がい者や乳幼児連れの方々が、まちに出てより豊かな生活行動をとれることを支えるために、車椅子での利用が可能で、ベビーシートのあるちょっと広い「まちのトイレ」や、ちょっと木陰で休めたりものを置けるような「まちのベンチ」を、市民の力で創出していく取り組みです。
         昨年度のこの助成活動での調査結果として、高齢者や障がい者の方々のまちのトイレやベンチに対する要望が圧倒的に多いことを受けての、実践的な取り組みです。
         SAHSではすでに昨年度に、会員の皆さんをはじめ多くの方々の支援(カンパ)を得て、市民活動施設である「COS下北沢」内のトイレを改造し、車椅子での利用可能なトイレを創出しています(当時は「地域のトイレ」と呼んでいました)。
         このようなトイレやベンチは「福祉のいえまち条例」などにより、公共施設内では多く誕生していますが、高齢者や障がい者などが要望するまちなかでこそ、市民の手によって多く創出していく活動が必要と考えて、SAHSの重点的な活動として取り組むこととしました。
         この活動は、趣旨に賛同する店舗や商店街、市民がよく集まる施設などの土地建物所有者の協力を得て、「まちのトイレ」や「まちのベンチ」を創出していくものです。候補地が決定したところで「まちのトイレ」基金を広く呼びかけ、土地や建物所有者の方々のご協力を得ながら、プランの作成や大工さんの紹介など、実現に向けての支援をSAHSが行うものです。今までの経験から、あまり多くの費用負担がなくても実現可能と考えていますし、「まちのトイレ」や「まちのベンチ」を創出していくことは、商店街や市民活用施設の新たな魅力にもなるものと考えています。

         現在、SAHSでは、「まちのトイレ」や「まちのベンチ」づくりにご協力をいただける土地建物の所有者を探しています。すでに、2〜3の方から協力したいという意向を受けています。昨年開設した「COSちとふな」の前庭に、NPO法人エコメッセとともに「まちのベンチ」を設置することが決まっています。また、区内の商店街にはパンフレットを配布して、ご協力を要請する活動も始めています。
         一緒に「まちのトイレ」や「まちのベンチ」づくりに取り組みませんか。


        2006年3月に完成したCOS下北沢の「まちのトイレ」
        | サース通信20号/2006年9月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
        [特集] 「地域共生のいえづくり」の輪が広がる 12:00
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          〜2005年度「地域共生のいえづくり支援」モデル事業の結果概要〜

           2001年度から(財)世田谷区都市整備公社まちづくりセンター[現(財)世田谷トラストまちづくり]の委託を受けて協力してきた「地域共生のいえづくり支援事業」は、04年度にモデル事業として実施され、05年度はその2年目として取り組まれました。具体的には土地・建物の所有者が自らの土地や建物を活用して、地域や社会に役立つ「住まい」「場」をつくっていく取り組みを支援するものです。
           05年度事業は事業PRを兼ねて、8月に既存事例を見学する「地域共生のいえ訪問ツアー」を開催することからスタートしました。今までSAHSが関わって実現してきた市民活動拠点である「COS下北沢」や「COSちとふな」などの現地見学を約50名の参加者を得て実施しました。この試みは、参加者の中から応募者がでるなどたいへん好評でした。
           05年度は、結果的には区内各地から14件の応募があり、うち3件が直接支援(専門家派遣)、6件が間接支援となりました。支援対象となったケースは以下のものです。

          ●建替えにより知的障がい者グループホームを作りたい
          ●建替え時に高齢者のためのサロンを併設したい
          ●空き家状態の自邸を地域に開放して有効活用したい
          ●既存の私設の音楽ホールを保存活用したい
          ●自邸の一部を障がい者を支援する活動の場としたい
          ●自己所有ビルの空き室を「地域共生のいえ」としたい
          ●自動車修理工場を改築してグループホームにしたい
          ●自邸の空き室をコミュニティ活動の場としたい
          ●自邸及び庭を活用してコミュニティサロンとしたい

           前年度よりも応募件数が増えるとともに、より多様な種類の応募があり、この事業が広がりつつあることを感じました。これらの支援事業のプロセスに、SAHSはまちづくりセンターに協力して事務局の補佐を行うとともに、他のNPO団体とも連携して支援活動を行いました。
           支援事業の結果、直接・間接支援を含めてほぼ3件は、近々事業が実現する見通しとなっています。これらは実際に建替えや改修が進行中であり、運営主体もほぼ決まっています。オープンした場合には改めて紹介したいと思います。また、3件は継続的に検討を進めるもの、別の形で保存活用がはかられたもの、利用者と調整中のものとなっています。残りの3件は、中断状態となっています。
           このように05年度の事業も、成果があがったものと考えています。さらに前年度の支援対象のものも2件が実現するとともに、他の2件は継続的な取り組みが続いています。


          市民活動の拠点としての活用を進めているOさんの空き家


           2年間のモデル事業の成果によって、改めてこの取り組みが市民にとっても行政にとっても時代のニーズに合ったものであったと確認できたように思います。世田谷区においても、「地域共生のいえづくり」が第2次住宅整備後期方針の新規プロジェクトのひとつに位置づけられることとなりました。また、各地からの問合せも多く寄せられています。
           モデル事業を通してニーズを確認でき、具体的な事例を実現することもできましたが、より広範に本格的な取り組みを進めていくには課題があります。
           例えば、応募ケースの評価(何が「地域共生のいえ」に該当するのか)、応募者側の諸問題の解決(家族間合意、資金事情、建築基準法関連、権利関係、近隣関係等にどこまで関与するのか)、フォローアップの必要性、支援体制の強化などです。
           この「地域共生のいえづくり支援事業」は、SAHSの本来事業と趣旨を同じくするものと考えていますので、引き続きまちづくりセンターと連携して取り組んでいく予定です。
          | サース通信19号/2006年6月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
          [特集] 地域のトイレ第1号、「COS下北沢」に完成! 12:00
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            街にはトイレがたくさんあるけれど、赤ちゃん連れで入れるトイレ、車椅子で入れるトイレは少なかった!

            「COS下北沢」1階のトイレ(右奥)。ドアの幅を広げると、車椅子でも入りやすくなる(写真は工事前)。


             ほんの少し幅が足らなくて車椅子が通れなかった「COS下北沢」1階のトイレドアの幅を拡げる工事が3月8日、皆さんからの基金のおかげで行われ、完成しました。
             さらに、入りやすくするためにトイレ前の仕切り板をスライドできるような工事もあわせて行いました。同時に、この建物で多様な活動をしている「まちづくり広場ザワーズ」も、トイレ内にオムツ換え用の台(ベビーシート)を設置する呼びかけを行い、こちらも同時に設置できました。
             COS下北沢によく来てくださる子育てママにもご意見をうかがい、使いやすいべビーシートを工夫しました。狭いトイレ内では市販のものは価格面からも設置できず、大工さんに作ってもらった台を、既存のカウンターと手すりに掛け渡し、落下防止用のベルト通し用の穴をあけてもらいました。
             これからは、COS下北沢が開いている限り、どなたでも自由に使えるトイレになりました。既存トイレ改修をしているため、残念ながらすべての車椅子には対応しておりませんが、「トイレを貸してください」と一声かけてご利用ください。
             この取り組みは、今年度、世田谷区社会福祉協議会による「地域の支えあい事業活動助成事業」からの助成を受け、その事業活動の一環として障がい者の方にお話を聞いたことがきっかけでした。高齢者や、障がい者の方々がまちへ出て、日々の暮らしを豊かに、また社会参加もしやすくしていくための最大の課題は、まちなかに利用可能なトイレが大変少ないことと痛感し、1ヶ所でも多く、地域のトイレを誕生させたいとの思いからです。
             この活動を、できるだけ多くの方々に支えていただこうと、皆様からの基金を集めることにいたしました。今回第1号が完成しましたが、今後も商店街や、土地所有者に働きかけ、区内にたくさんの「地域のトイレ」を増やしていきたいと考えています。
            引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
            (文=井上 文)


            入り口のドア幅を拡げました


            (ご利用者からの声です!)
            障害者が外出するとき、事前に調査しておくことは目的地までの交通手段とトイレ事情。近頃はハートビル法によって、新しいビルには障害者用トイレ(非常に使いづらいのも結構多い)があるけれど、下北沢のような個店の集まった商店街でのトイレ探しは難しい。このトイレプロジェクトによって、街の中に気軽に利用できる多目的トイレがドンドン増えて行ったら、お出かけ好きの私は超ウレシイ〜! がんばれトイレプロジェクト!(矢崎与志子)

            ○トイレプロジェクト
             集まった基金の額(3/9現在) 101,000円
             工事費 101,325円
             *差額325円はSAHSより拠出いたしました。



            ベビーシートを設けました


            NPO法人せたがや子育てネットの「子育て情報メッセンジャー」という活動で、COS下北沢さんをお借りしていました。毎回、乳幼児を連れての参加を見ていて、私たちが来やすいようにと、トイレにおむつ替えのスペースを作ってくださるとのこと。自分たちが出入りすることで、何かが変わるなんてことは今まであんまりなかったことなので、びっくりするやらうれしいやら。アクションをおこすと、きっと何かがうまれる。きっとまちは変わっていく。そんなことを学ばせていただきました。ありがとうございました。

            ○ベビーシートの設置
             集まった基金の額(3/9現在) 40,000円
             工事費 12,000円
            | サース通信18号/2006年3月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
            世田谷区社会福祉協議会「地域の支えあい活動助成事業」進行中です。高齢者や障害者等の生活を豊かにする「まちの住まい場」を発見! 12:00
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              2005年8月18日に開催した地域共生のいえ訪問ツアー


               SAHSは、今年度の世田谷区社会福祉協議会による「地域の支えあい事業活動助成事業」に応募し、活動助成を受けることができました。その活動内容は、高齢者や障害のある方々の生活を豊かにするような「まちの住まい場(地域の協同スペースやたまり場)」の実例を、高齢者や障害者とともに発見していくというものです。本年6月からスタートし、これまでに次のようなことを実施しています。

              ■「自立の家をつくる会」でのヒアリング
               7月には、障害者支援団体である「自立の家をつくる会」のメンバーを対象に、障害者がよく利用する場所についてのヒアリング調査を実施しました。大半は公的な施設ですが、居酒屋などもあげられました。この調査を通して、障害者の方々がまちに出て社会参加をしていくための最大の問題点は、まちなかの民間施設には障害者の利用可能なトイレが少ないことにあると判明しました。「まちの民設トイレづくり」を今後の活動目標にしたいと思います。

              ■「地域共生のいえ訪問ツアー」参加による事例見学
               8月には、世田谷まちづくりセンター主催の「地域共生のいえ訪問ツアー」に運営協力をしながら参加しました。2回にわけて4か所の「地域共生のいえ(「まちの住まい場」とほぼ同義)」を訪問するという企画で、50名近い人たちの参加がありました。
               訪問を通して、土地や建物のオーナーの熱い想いと理解者の存在が必要であること、このような場所づくりを通して新しいライフスタイルやコミュニティが創造されていくことが実感されました。「私もこんな場所をつくりたい」という参加者の声もありました。事例見学の企画は、今後も「SAHS住まい場づくり実践塾」の中で進めていく予定です。

              ■「下北沢まち歩き」の実施
               8月からほぼ月1回のペースで、SAHSメンバーと障害者の方や若者たちを含めたグループで「下北沢まち歩き」を実施しています。車椅子利用者とともにゆっくりとまち歩きをしながら、高齢者や障害者ばかりでなく、まちの楽しそうな場所、みんなが集っている場所、障害者が行動しにくい場所などを発見していく取り組みです。若者が多くて魅力的なスポットが多い下北沢のまち歩きを通して、「まちの住まい場」の新しい視点を獲得したいと考えています。

              ■「まちの住まい場・たまり場」アンケート調査実施中
               9月から、主に高齢者を対象にして「まちの住まい場・たまり場」の場所指摘のアンケート調査を実施しています。現在まで、地域活動拠点施設であるCOS下北沢の来訪者を対象として実施していますが、今後は対象者を拡大していく予定です。

              ■これからの取り組み予定
               高齢者の方々の参加を求めてワークショップ形式で「まちの住まい場」の事例発見を行っていくことを準備しています。また、この活動を通して得た知見をまとめて「まちの住まい場マップ」や「事例集」を作成していきたいと考えています。

              (文=井上赫郎)
              | サース通信17号/2005年12月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
              「COSちとふな」千歳船橋駅前に完成! 12:00
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                「COS下北沢」に続いて2棟目のコーポラティブ・スペース「COSちとふな」千歳船橋駅前に完成!
                〜山崎ビルに9月1日より入居開始〜

                ここです!千歳船橋駅北口から徒歩1分!

                 2004年8月、小田急線千歳船橋駅前の道路拡幅のための建替えにあたって建設する自宅併用ビルの1・2階部分を、地域に役立つことに使ってほしいとのご相談を受けてから丸1年、山崎ビルが完成しました。SAHSでは、COS下北沢で活動している「まちづくり広場ザワーズ」とともに、ご相談当初から入居団体探しや、その団体の事業の可能性の検討などの支援を行ってきました。
                 これまで、プロジェクトの説明会を2回、入居希望団体との検討会を17回、間取りや設備の確認、入居後の連携のあり方などを話しあい、多業種が集まってこそ可能な活動の広がりに期待をふくらませてきました。この間に会議に参加した団体は支援団体も含め、なんと21団体にも及び、うち入居を希望したのは18団体でしたが、結果的には4団体の入居が決まり、1団体が検討中です。検討開始時から入居時までが工事期間とほぼ同じで短期間だったため、それぞれの事業所内での検討にあまり時間をかけられなかったことから、入居をあきらめざるをえなかった団体もありました(入居団体については、p3をご覧ください)。
                 計画時からテナントがほぼ決定していた利点として、内装材や設備についても入居団体の希望を大幅に受け入れていただいたこと、またオーナー側としては、不特定多数向けの設備を用意しないですんだことなどがあるように思います。2005年8月30日には無事、賃貸借契約も締結され、9月1日から引越し(入居)が始まりました。
                 9月16日(金)〜20日(火)の期間、「COSちとふなオープニングイベント」を行います。各団体の事業紹介をはじめ、さまざまな催し物が企画されていますので、ぜひお出かけください。


                ■SAHSの具体的な支援の内容

                1)ビルオーナーや施工担当者との打ち合わせ
                2)会議進行やその準備
                3)事業の可能性を検討するため、行政へのヒアリング
                4)各団体別の内装や什器についてのアドバイス
                5)賃貸契約書文面作成および調整
                6)ビルの計画案についてのアドバイス
                7)工事進行状況の確認
                8)入居準備についての資料用意
                9)融資を受ける金融機関の紹介
                10)共用費負担についてのアドバイス など


                COSちとふなプロジェクトの概要

                建物名称・規模=山崎ビル 鉄骨造3階建
                建築主=山崎富美子
                住所=東京都世田谷区船橋1丁目1番2号
                交通機関=小田急線 千歳船橋駅下車 徒歩1分(駅舎北側)
                入居団体と賃貸面積
                1階=環境まちづくりNPOエコメッセ「水・緑・木地」 37.82m2
                2階=NPO法人 アクト世田谷たすけあいワーカーズ「ゆりの木」 37.49m2
                アロマトリートメント香音 14.02m2
                NPO法人アクト居宅介護支援事業所 30.48m2
                検討中の団体 12.30m2
                賃貸料=1坪あたり10,000円 敷金なし、礼金1ヶ月


                地域共生の場として活かしていただければ…
                山崎ビル・オーナー 山崎富美子
                家の建て直しにさまざまと理由をつけて消極的だった私には、決断させる大きな理由が必要でした。地域に役立つものになるなら決心できる…。何かグループホームのような…などと夢見つつ、「地域共生の家」を募集していたまちづくりセンターを訪ねました。途中、土地の形や狭さなどでこの夢は頓挫。がっかりしていたところへ、SAHSの井上さんからNPOのグループに貸すこともできるのでは?との提案があり、これは実現の可能性が高いと考えました。何回かNPOの方たちとお会いするうち、みなさんの考えや努力が感じられ、今は楽しく助けあっていけると信じています。


                「COSちとふな」には、このような団体が入居しています!

                環境まちづくりNPOエコメッセ「水・緑・木地」
                TEL,FAX :03-3425-8883

                 ご家庭で不要になった衣類・雑貨を提供していただき、地域で必要としている方に安い値段で買っていただくことで、物の命を大切にした再利用を進めています。売り上げの中から、環境問題解決の資金を積み立てているほか、水と緑を守る活動を他のNPOなどと連携して行っていきます。 ご家庭で不要になった衣類・雑貨を提供していただき、地域で必要としている方に安い値段で買っていただくことで、物の命を大切にした再利用を進めています。売り上げの中から、環境問題解決の資金を積み立てているほか、水と緑を守る活動を他のNPOなどと連携して行っていきます。


                アロマトリートメント香音(かのん)
                ご予約TEL:03-3426-2023

                 私たちは多くの人と体に触れてきました。心も体も不調は流れの滞りから生まれ、この滞りを流すアロマトリートメントの効果の高さを実感しました。広く必要な方々に受けていただくため、できる限り価格を抑え、かつ質の高さを保ちたい…という2人の思いが、この共生の建物「コスちとふな」で実現しました。
                 皆様に愛されるお店にしていきたいと思います。


                NPO法人アクト 世田谷たすけあいワーカーズ「ゆりの木」
                TEL:03-3429-6721

                 産前産後などの子育て支援・生活支援の「自立援助」、介護保険の「訪問介護」、障害者の「支援費」の事業をしています。地域に根ざした活動として、松原ふれあいの家で月1回「ミニデイ事業」も行っています。これからは地域の方々との交流をめざし、多目的室を利用してさまざまな活動をしていきたいと考えています。
                 やさしさはここから…。


                NPO法人アクト 居宅介護支援事業所
                TEL:03-3425-5862

                あなたの“こんなふうに暮らしたい″をかたちにします。
                 利用者の立場に立ちつづけ、公正中立を守るために、介護保険スタート時より独立型で活動してきたケアマネジャーの支援事業所です。



                「COSちとふな」ができるまで

                2004
                9/22 プロジェクト説明会〈1〉プロジェクトの概要説明
                9/28 プロジェクト説明会〈2〉プロジェクトの概要説明
                10/ 2 オーナー山崎氏に説明会の報告
                10/ 5 ちとふなPJ検討会〈1〉コーディネート費の提案
                10/14 山崎氏をCOS下北沢にご案内
                10/16 ちとふなPJ検討会〈2〉於COS下北沢
                10/18 ゆりの木の事業所を訪問
                10/22 山崎氏宅訪問 2階にエレベーター停止決定
                10/25 ちとふなPJ検討会〈3〉大まかなゾーニング
                10/26 世田谷区保育施策についてこども部保育課にヒアリング→区としては駅前認証保育は無理との見解
                10/28 山崎氏宅訪問 引越当日、融資難航の件など
                11/ 8 ちとふなPJ検討会〈4〉
                11/12 山崎氏宅訪問 確認申請提出中、エレベーターの向き変更検討
                11/16 ちとふなPJ検討会〈5〉南側入居について
                11/29 山崎氏宅訪問 各団体案内を渡す。前面階段は難
                12/ 1 ちとふなPJ検討会〈6〉避難経路について
                12/ 9 山崎氏宅訪問 賃貸契約書の例を何例か提示
                12/16 東京都福祉保健局少子社会対策部子育て支援課
                    保育計画係民間保育援助担当へヒアリング
                12/17 山崎氏に融資金融機関(東京シティ信金)紹介
                12/18 ちとふなPJ検討会〈7〉模型提示、仮契約について
                12/21 都にヒアリング
                12/24 世田谷区こども部保育課へヒアリング
                12/27 山崎氏より東京シティ信金融資決定の知らせ



                2005
                1/20 山崎氏宅訪問 (仮)契約書の検討、保育施設の避難設備、調理場機能、2階お手洗いの広さ、空調機器設置、間仕切りについて確認、1/21から解体工事に着手
                2/ 1 ちとふなPJ検討会〈8〉2/5に地鎮祭の予定、山崎氏検討会に初参加
                3/ 2 ちとふなPJ検討会〈9〉本格的に工事始まる
                3/23 ちとふなPJ検討会〈10〉
                4/14 ちとふなPJ検討会〈11〉山崎氏、山崎工務店社長参加。間取りの細かい部分の説明を受ける
                4/23  現場見学会(具体的な広さや明るさを実感する)
                5/10 ちとふなPJ検討会〈12〉1団体が不参加に。急遽、2階北側部分の入居者を探すこととする
                5/31  現場見学会
                6/ 3  NPO法人ACT居宅介護支援事業、入居検討に対し説明に訪問
                6/ 6  上記事業所の現事務所の採寸、入居スペースのレイアウト提案
                6/ 9  ちとふなPJ検討会〈13〉間取りもおおむね決定し、賃料計算を始める
                6/15  現場見学会
                6/20  ACT訪問、入居に関する質疑に回答
                7/ 5  ちとふなPJ検討会〈14〉余ったスペースの活用方法について共用倉庫とすることを決定。入居は9/1から。オープニングイベントに向けて検討
                7/20  ちとふなPJ検討会〈15〉契約書の確認、オープンに向けた準備(看板、広報、電話、イベントの内容など)
                7/30  山崎氏宅訪問 看板を付ける鉄柱の件、契約日・消防検査日を確認
                8/ 9  ちとふなPJ検討会〈16〉契約日の決定、水光熱費の負担について、看板の件、オープニングイベントの準備
                8/19  ちとふなPJ検討会〈17〉契約時の確認事項、オープニングイベントの具体的内容の確認、広報内容の確認
                8/27-31 床の自主塗装
                8/30  山崎氏と賃貸借契約を締結
                8/31  消防検査
                9/ 1  入居開始
                | サース通信16号/2005年9月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
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