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「サロン道草」がもっと元気になるためにみんなで知恵を出し合いました! 12:00
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    特集
    「サロン道草」がもっと元気になるためにみんなで知恵を出し合いました!





    [サロン道草]世田谷区駒沢2−41−13 −102 TEL.03−5430 −7780(13:00 〜19:00)

     「サロン道草」は、世田谷区内で1994 年から精神しょうがい者の方への食事提供や交流・相談援助事業を皮切りに、居宅介護事業や訪問介護事業など多様な活動を幅広く行っているNPO 法人コミュニティ・ネットワーク・ウェーブが運営する、どなたもが自由に立ち寄り、オシャ
    ベリのできる居場所です。
     このサロンを活性化するために、今年度の社協地域の支えあい活動助成調査部門の申請にあたり、SAHS にご相談をいただきました。SAHS では活動の組み立てのなかから、アンケート作成、集計、まとめ作業などの支援を行っています。
     11 月30 日、これらをふまえてアンケート結果の発表と、「サロン道草」の今後を考えるワークショップが開催されました。SAHS は当日の運営をお手伝いしましたが、今回はその模様をレポートします。


     2008年11 月30 日(日)の12時から16時まで、弦巻中学校1 階ミーティングルームに、スタッフ、利用者、支援者の24 名が集まり、「みんなでサロン道草を元気にするつどい」が開かれました。「サロン道草」がもっと元気になるためにはどうしたらよいのか、みんなで知
    恵を出し合ってみましょう、というのがテーマです。
     12 時に開始し、まずはみなさんでおしゃべりしながら腹ごしらえ。というのも、アンケートで「サロン道草」のいいところとして、自由な雰囲気であること、好きなことをおしゃべりできること、食事ができることなどがあげられたので、今回のワークショップもまずはみなさんで昼食をいただくことから始めてみたのでした。


    ■アンケート結果からみえてきたこと

     昼食後はアンケート結果の発表、説明を行いました。アンケートは、スタッフ・支援者34 名、利用者12 名、その他近隣の方など25 名、計71 名の方から回答いただきました。56 項目におよぶアンケートからは、大きく以下のことがみえてきました。

    ○「サロン道草」のよいところ:自由な雰囲気である、好きなことをおしゃべりできる、食事ができる、安心して落ち着ける、行けば誰か人がいる、など。
    ○「サロン道草」の問題点:場所に関しては、もっとすっきりとしたきれいな空間にしたいもっと入りやすい雰囲気づくりが必要、など。取り組みに関しては、もっと広くPR が必要、など。
     さらに、運営NPO 全体の事業の見直しのために各サービスの重要度、必要性もうかがいましたが、居宅介護支援事業、訪問介護事業に並び、「サロン道草」の重要度、必要性が高いことがわかりました。


    ■グループごとに話し合うワークショップ

     その後は4つのグループに分かれ、グループごとに「サロン道草」がもっと元気になるためにはどうすればよいかについて、話し合いました。
     アンケートの結果を踏まえ、「サロン道草」のよさや課題を再度確認し、「サロン道草」がもっと元気になるためにすぐできること、少し時間をかけてやることなどを、具体的なアイデアとしてまとめていきます。
     グループでの検討は自己紹介に始まり、自分の意見を付箋紙に書いたり、それをみんなで模造紙にまとめたりと、参加者が主体的に関われる進め方としました。1 時間ほどの話し合いでしたが、どのグループも活発な発言が続きました。


    ■グループでの話し合いの全体発表

     どのグループも共通していたのは、「場所」に関しては狭い、物を整理しきれいにしたい、もっと入りやすい雰囲気が必要であること。「取り組み」に関しては、広く利用してもらえるようもっとPR が必要であること、などでした。「すぐできるもの」としては映画上映会、おしゃべりを楽しめるお茶会、ぬか漬けづくり、掃除など、多様なアイデアが出されました。
     また、「少し時間をかけて行うもの」としては、自由で居心地のよい場を広く利用してもらえるよう地域でのネットワークづくりを行う、いつも同じスタッフがいら
    れるような運営体制づくりがあげられました。
     4グループから多くのアイデアが出されましたが、「これらを言いっぱなしにしないように、年度内にグループごとに最低ひとつは実行しましょう!」という提案が出され、各グループから以下の宣言がされました。


    ◎チューリップ班
     年末大掃除をして、入りやすい社交場にする。
    ◎ユリ班
     毎月「目標」をたてて実行する。まずは掃除。
    ◎ヒマワリ班
     「ぬかづけ」づくりを明日にでも始める。
    ◎スミレ班
     自由で居心地よい、といったゆるやかな関係を大切に
     する。まずは他と一緒に掃除。
     
     今回のワークショップは、「サロン道草」の今後を考えるうえで、利用者、スタッフ、支援者が立場をこえて一堂に会して話し合えたこと自体が、大きな成果だったのではないでしょうか。今後、参加者の方々がアイデアの実行で一緒に汗を流し、さらなるアイデアが生まれることを期待しています。
    | サース通信29号/2008年12月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
    「のざわテットーひろば」にみんなが使えるトイレ完成! 12:00
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      特集

      「のざわテットーひろば」にみんなが使えるトイレ完成!
      〜子どもたちも、親も、地域もうれしいな〜




       「子どもたちにもっと自由な遊び場を」そんな思いから、地域に私有地を開放してくださった方がいます。世田谷区野沢3 丁目にあるその場所をお借りして、誰でも遊ぶことができるように運営しているのが「のざわテット−ひろば」です。
       ここは子どもたちがカマキリやバッタをつかまえたり、泥遊びをするなど、都会の中で自然と一緒に遊ぶことができる稀有な場所になっています。
      また、子どもたちの遊び場ばかりでなく、同年代の子どもを持つ地域のお母さん方のコミュニティの場となっていて、子育てのことや日常生活のこと、地域のことなどさまざまなことを気軽におしゃべりしています。
       そして、敷地内の草刈りやお芋掘りなどのイベントも運営するスタッフだけで行うのではなく、利用している子どもたちやお母さん方も自主的に参加しており、ここを利用するすべての人が、この場所に愛着を持って大事に育んでいることを感じました。


      真っ白のバリアフリートイレを
      みんなで明るく華やかな空間に


       この夏、2007 年度の公益信託世田谷まちづくりファンドの「拠点づくり部門」の助成によって、この「のざわテット−ひろば」の整備が完成し、8月27 日(水)に完成お披露目会が行われました。

      整備が完了し、8月27日にはお披露目のイベントが開かれた一昨年からの2 年越しの申請が実を結び、今年の4 〜 7 月までの3 ヶ月間、一時的な休園もありましたが、ほぼ開園しながら、ようやく完成にこぎつけました。
       この整備のなかでSAHS は、高齢者や車椅子の方でも利用可能なトイレの実現に向けて、「地域のトイレ・ベンチを増やそうプロジェクト」の一環として大勢の方にご協力いただきながらお手伝いさせていただきました(P4とP5 左段下を参照)。
       また、完成時には真白だったトイレの壁を、(財)世田谷トラストまちづくりの事業の学生インターンシップ・プログラム2008 で「のざわテットーひろば」に訪れた武蔵野美術大学の学生の提案により、子どもたちと一緒にステンシルで絵を描くことで、トイレが明るく華やかな楽しい空間になりました。トイレの外観は、子どもたちと一緒にタイルを張ったり、絵を描いたりできるように、あえてシンプルなつくりになっています。


      掃き出し窓とウッドデッキを造り、
      南北のひろばの行き来がスムーズに


       さらに建物の北側のひろばに面して掃き出し窓とウッドデッキが新設され、南北のひろばを見通せることができるようになりました。これまでは北側にもひろばがあることを知らなかった人もいたようです。掃き出し窓となってからは南北に風が抜けるため、今年の夏はこれまでより涼しく快適な空間になりました。ウッドデッキは乳幼児が万一なめてしまっても安全な材を使い、健康にも配慮した設計となっています。


       利用するお母さん方からは「きれいになってよかった」「ウッドデッキができたことにより、建物内が広く感じる」「トイレを子どもと一緒に利用できるのでよい」などの感想を聞くことができました。

       しかし、当初の対象でもある高齢者や車椅子の方の利用はまだ少なく、ひろば内に誰でも利用可能なトイレがあるという掲示がされていても、「のざわ
      テット−ひろば」が子どもたちの遊び場というイメージが強すぎて、中に入りにくいという雰囲気をつくっているのかもしれないというスタッフの方の感想も聞くことができました。その解決策として、デイケアなど高齢者の方とふれあうイベントも企画されているようです。
       その他にも、建物内の空間が居心地がよくなってしまったために、お母さん方が中から見ているだけで、ひろばで子どもたちと一緒になって遊ぶことが少なくなってしまったように感じるという声も聞くことができました。
       素敵なトイレやウッドデッキが実現し、これからは関わる方みんなで、この場所をもっと魅力的にするためにその活用方法を考えていくという心躍る試みが始まろうとしています。

      | サース通信28号/2008年9月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
      子育てステーション烏山・いよいよ9月にオープンします! 12:00
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        特集:
        多機能型子育て支援施設
        子育てステーション烏山
        いよいよ9月にオープンします!


         子どもたちの育つ環境は、社会環境の変化が如実に反映されます。少子高齢化、核家族化、働く女性の増加、防犯を重視した住環境の増加、近隣コミュニティの稀薄化など、子育て家庭にとっては負担感や不安感が高まるなかで、より安心して子育てができる環境が強く求められています。

        「子育ての悩みを気軽に話せたら……」
        「近くに子どもを遊ばせる場所がないし、お友達をつくれるかしら……」
        「病み上がりの子どもを預けたいけれど……」
        「用事があるときだけ預かってもらえると助かるわ……」

         子育て環境が多様化し、その支援策も多様性を求められるなかで、SAHSは平成18年度夏に「子育てステーション烏山」の基本構想案策定業務を世田谷区子ども部より受託しました。
         「子育てステーション烏山」は、世田谷区の次世代育成・子育て支援施策のひとつとして位置づけられたものです。子育て環境の多様化に応えられる「多機能型子育て支援施設」であり、「利便性のよい立地」に設置し、「認証保育所、病後児保育、一時預かり(ほっとステイ)、おでかけひろば、発達相談」の機能をもつ施設となっています。

        試みと課題

         SAHSが請け負った業務は策定3ヶ月、調整3ヶ月と短期間でしたが、いくつかの試みを行いました。
         まずは、子育てステーション自体について利用者側の要望・期待を把握するために、区内NPOのつながりを生かし、子育て支援グループ等に聞き取りを行いました。
         これまでにも施策等への意見把握はされていましたが、今後の運営管理も含め、施設自体のあり方について意見把握を行うことで、地域が望む施設像が見えてきました。

         さらに、本来は基本構想案から実施設計までを通して業務を行えることが望ましいのですが、今回は分離であったこと、案策定から設計完了までに半年しかなかったことから、策定した基本構想案が具体的かつ的確に設計段階で反映されるように、設計業務受託者との調整、コーディネートを行いました。
         通常は各々の業務だけで引き継ぎが難しいのですが、今回は設計者に対し運営管理の考え方とプランの関係を直接伝えることで、構想案を反映することができました。
         また今回、所管では「運営管理方針を反映させた施設にしたい」ということで、先行してプロポーザルによる運営事業者選定を行い、事業者も加わり基本構想案づくりを進めました。
         これまでは、設計段階で事業者の意向を反映できず、完成後に手直しといった不具合も起きていましたが、今回はその解消も試みることとなりました。
         ただし、予算措置の関係上、3ヶ月で事業者の運営方針、施設の運営管理体制も同時に定めながらの策定はかなり厳しい工程でした。公地に公設公営から公設民営あるいは民設民営と、事業手法も多様化するなかで、事業工程の組み立て方にも新たな仕組みが必要になってくるのではないでしょうか。完成後は、多機能型子育て支援施設としての検証が今後の施設づくりのためには欠かせないと思います。

         施設は、京王線「千歳烏山駅」南口から2分足らずの場所に7月竣工予定で建設中です。隣地には区営駐輪場、施設前にはバス停、道路の向かいはスーパーマーケットという立地で、9月には街を行き交いながら毎日子どもたちの遊ぶ姿を目にすることができるでしょう。
        | サース通信27号/2008年6月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
        COS下北沢3周年シンポジウム「住まい・場づくりを考える」開催! 00:00
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          特集:
          COS下北沢3周年シンポジウム
          「住まい・場づくりを考える」開催!
          〜社会学者森反先生の講演内容を紹介します〜



           2008年2月13日(水)の午後6時半から、北沢タウンホール11階の研修室において、「COS下北沢3周年シンポジウム」が開催されました。
           テ‐マは「住まい・場づくりを考える?COS下北沢の事例から」とし、COS下北沢のもつ現代における社会的な意味や意義について、再考してみたいという趣旨で開催されました。SAHSも共催団体として参加しました。
           NPOコスファ理事長・長谷川さんの挨拶、COS下北沢の紹介の後、東京経済大学教授で社会学者の森反章夫先生の講演及び意見交換が行われました。

          森反先生の講演から‐‐奇妙な「排他性」
           以前、世田谷で行われたまち歩きで、COS下北沢を見たような気がする。その時は、中には入りづらい場であるという印象があった。外部の遊歩者にとっては、この場所は何をしているところか判然としない。まして、建物自体がある特段の理念のもとに構想され、建設され、団体が結集し、運営されていることなどは知る由もない。この奇妙な「排他性」は重要である。
           集まっている団体にはそれぞれの活動目的があり、事業性や採算性が問われている。事業サービスによって、「地域住民の生活なるもの」を支えていることが、「地域に溶け込むことになる」と考えられている。
           COS下北沢は建物の呼称であるが、同時にそれは「協同して活動する空間」を意味している。しかし、建物をともに使用している団体相互の協同活動はどうなっているのだろうか。ここの仕組みは筆舌につくしがたいスキームで成立している。団体間のヒエラルキーや特別な権限はないといっていい。そのあやうさを「COSFA憲章」のようなもので支えているのだろうか。地域の住民はそれを知っているのだろうか。

          現代的コモンズとまちづくり
           コモンズはある方向性をもった共用の空間や活動を意味している。かつての共有地や共有林もコモンズである。生物学者ハーディンは、コモンズは重要といいながら「コモンズの悲劇」をいっている。それは、「ルールがないと一人が勝手に使う」ということだ。
           阪神淡路大震災の復興のときに、私は鷹取の東地区に入った。野田北部まちづくり協議会でのやりとりの中で住民の印象的な発言があった。それは、地区の中央部にある大黒公園についてのもので、「我らが公園」という発言だった。確かにこの公園は、地区住民が自由に使い多くのイベントも開催されてはいたが、「我らが公園」という意識がもつ意味は大きい。これはこの公園が明らかに「地域の共用空間」になっており、「住民による自由な横領的実践の場」でもあることである。すなわち、コモンズということである。私は多くのまちづくりの現場で、「見たことのないものを見ることができる」ことをしばしば実感する。
           共有・共用の空間は大事である。都市空間の中にコモンズをとりもどすことは重要なテーマである。多くのまちづくり活動は、地権者の同意が得られずに、活動の拠点や現場をもてないでいる。行政の支援も民間の支援もない。歴史的コモンズの持続すらあやうい。コモンズを獲得することは困難な試練であり、果敢な試みである。コモンズ使用をめぐる協議とルール形成が社会関係資本を形成する。コモンズの使用実践がまちづくり活動の持続性と交差性を担保する。コモンズそのものが現代社会の土地建物の私的所有を相対化する使用形態である。コモンズは、まちの公共空間に多様な活動を復活させる。
           都市計画は一様にコモンズを排除するといえる。しかし、都市空間の実際の使用法には実に多彩なコモンズ的実践が展開する。コモンズはそれゆえ、ヴァルネラブル(=傷つきやすい)である。こうした現代的なコモンズ・中間的なるものを現在の都市法の体制は捕捉しはじめたように思う。東京都の「しゃれた街づくり条例」などである。

          COS下北沢は現代的コモンズなのだろうか
           ここにひとつの本がある。『マゾヒスティック ランドスケープ』と題するこの本は、公共空間を私的利用している場所の写真を紹介している面白い本である。路上の屋台なども紹介されている。
           それではCOS下北沢は現代的なコモンズなのだろうか。COS構想そのものは、地権者の「贈与」にふさわしいと思われる。その「贈与」された空間全体で、公と私の中間的に「協同して働く」ことの社会的な成果として、地域住人が「協同して活動する」ようになることが重要である。
           ここで、「奇妙な排他性」が活用されるべきである。同志的な結社、まちづくりの隠里、特異なクラブ財(注)、こうしたコンセプトこそ、まさに今日の表社会一般から隔離され、排除されたものである。だから、遊歩者が安易にのぞきこまないことは、COS下北沢の情報のハンドリング(処理・運用)には、かっこうの条件といえる。
           逆に、「奇妙な排他性」は、COS下北沢の情報戦略によっては、地域のまだ見ぬ友人たちを結集させる契機でもある。既存の町内会や自治会の奥深く眠っていると思われる奇妙な論理と相通ずるように思われる。そこでは、社会契約論的な代表民主制の論理とは異質な側面を組み込んでいるのではないか。
           以下の3点である(ルール、ロール、ツールの仕分けは松岡正剛氏による)。
          1.組織単位としての班にあって、共有財の管理・運営をめぐって発生するさまざまな任務を明確にし、「輪番制」によって「分担」することが、原基的な組織原理であること(ルール)
          2.分担されたワークが、成員の協働過程で成員相互を結節させ、「親睦」「友愛」を蓄積すること(ロール)
          3.これら分担・協働の過程では、さまざまなかたちで「相互調整」が成員間に行われ、班という単位が設定されていること(ツール)
           COS下北沢の空間自体が、そこに集まってくれた地域住民をふくめた新しい「つくる会」によって、幾度となくつくりなおされねばならないのではないか。少なくとも、そのメカニズムは必要に思える。

          意見交換と結び
           その後、意見交換となりました。発言があった主な内容は以下のとおりです。
          1)COSFA憲章の重要性を再確認できた。
          2)「奇妙な排他性」「まちづくり隠里」に共感した。
          3)共通した要素+それぞれの個性が重要と思う。
          4)下北沢の猥雑性の中で、ここはエレガントでピュアな感じがする。
          5)このような取組みは世の中のマイノリティであり、先端戦を戦っているといえる。ある種の覚悟をもった美しさがある。
          6)このような組織は「みかん型」でなく「ぶどう型」組識が必要ではないか。
           最後に森反先生は、「資本制社会の転換期にあり、セルフガバナンスやローカルガバナンスが問われている」と結ばれました。

          注:クラブ財とは、私的財でも公共財でもない準公共財の一種で、その財の利用率に応じた課金が可能な財のこと。例えば、駐車場、通信システムインフラなど。(参考文献:金子郁容・松岡正剛・下河辺淳『ボランタリー経済の誕生』実業之日本社、1998年)
          | サース通信26号/2008年3月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
          「地域のトイレ」第2号の場所決定! 00:00
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            特集:
            「地域のトイレ」第2号の場所決定!
            建設にご協力をお願いいたします

             世田谷区社会福祉協議会の支えあい活動助成を受けて開始した「地域のトイレを増やそう」プロジェクトは、2006年3月にみなさまのご協力のおかげで、下北沢にある地域活動拠点「COS下北沢」の1階トイレを改修することができました(下写真)。この運営団体であるNPOコスファが同時に行ったベビーシート設置も、来場者に好評です。



             この間、みなさまからお預かりしたトイレ基金の残金もあり、第2号のトイレの候補地を探していましたが、このたび、今年度の世田谷まちづくりファンド「地域を元気にする拠点づくり部門」に応募された「のざわテットーひろば」の改装工事予定のうち、トイレ部分の建設費の一部を支援することになりました。
             のざわテットーひろばは、2004年に実施した「SAHS住まい・場づくり実践塾」で見学した子どもの遊び場です(SAHS通信13号参照)。隣にお住まいのY氏から敷地と建物を無償で貸与され、土や植物がある広い庭で存分に遊べる貴重な子育ての拠点として長い実績があります。さらに今年からは、区子ども家庭支援課のおでかけひろば事業も受託することになりました。
             ところが、この建物の中にあるトイレは和式で、利用者が使いづらく、洋式トイレでないと用が足せなお子さんもいるようです。そこで、今回は道路からもわかりやすく、しかも車いすでもゆったり入れる規模のトイレを造ろうということになりました。
             SAHSでは、まちづくりファンドの応募のお手伝いをしている設計者とも打ち合わせを重ねながら、通りがかりの方もふらっと立ち寄れるようなトイレにしていただくため応援したいと考えています。
             つきましては下記のように建設基金を開設しましたので、よろしくご支援のほどお願いいたします。

            のざわテットーひろば
            「地域のトイレ」建設基金にご協力をお願いします!

            目標額=200,000円
            トイレ基金残金(11/30現在)=21,000円

            一口=1,000円
            同封の振込用紙でお振り込みください

            振込先=ゆうちょ銀行(旧郵便貯金)
            加入者名:NPO法人サース
            口座番号:00180‐9‐611607


            「のざわテットーひろば」って、どういうところ?

             「のざわテットーひろば」はその名の通り、鉄塔がある奥行き50mの細長い広場です。閑静な住宅街の一角にあり、ほぼ中央に建つ平屋の建物を挟んで、その前庭と裏手の広場から構成されています。




             以前は駐車場でしたが、賃貸ワンルームマンション建設の話が持ち上がったときに、隣接地に住んでしたYさんが地域のために役立てようとこの土地を購入、建物を建設しました。そして、自身が幼少時代に遊んだ経験を現代の子ども達にも体験してほしいと、「子どもの遊び場」が生まれたのです。
             近隣の理解は得られたものの、この場を運営してくれる団体を探すのには苦労したそうです。世田谷ボランティア協会の天野氏と出会えたことがきっかけとなり、現在は「のざわ3丁目遊び場づくりの会」と、「NPO法人日本冒険遊び場づくり協会」が、Yさんからひろば全体を借り受け、日曜と火曜を除く毎日、10時から17時まで運営してきました。さらに今年からは、世田谷区子ども家庭支援課の「おでかけひろば事業」も受託することになりました。
            ●所在地:世田谷区野沢
            | サース通信25号/2007年12月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
            家具転倒防止器具取付け支援事業のお手伝いが始まりました! 00:00
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              特集:
              家具転倒防止器具取付支援事業のお手伝いが始まりました!
              〜大地震!あなたの家の家具は大丈夫ですか?〜




              相次ぐ大地震で起きた被害のうち、「倒れてきた家具の下敷きになって亡くなる方がとても多い」ことが、教訓のひとつとして浮かび上がりました。
               世田谷区ではこれまでも家具の転倒防止器具取付の支援をしてきましたが、今年度からは該当者(右掲)が世帯におひとりでもお住まいなら「2万円を上限」に、支援の枠を広げることになりました。
               今年度、SAHSは8月から来年3月まで、これまでもいくつかの事例で連携しているNPO法人セーフティリビングと協力して、この支援のお手伝いをすることにしました。事務局および施工担当をセーフティリビング、管理担当を世田谷まちづくり市民評議会とSAHS、という役割分担です。
               先行して支援事業を行っている(社)シルバー人材センターからお聞きした留意点を参考にしながら、取り付ける家具の状況確認、適正な器具の選択、見積もり額のチェック、工事の確認など、取り付ける職人さんと密に連絡を取りながら、進めていく予定です。
               うかがうお住まいも住まい手も多様ですので、1軒ずつ丁寧な対応が必要と思われます。今回の支援事業を通じて、住まいの中における危機管理の現状が見えてくればと期待しています。
               「転ばぬ先のつえ」…。この機会にぜひ、家具の転倒防止を考えられてはいかがでしょうか。なお、このような支援は世田谷区に限らず各自治体で行っていますので、対象世帯の方はぜひ利用されることをおすすめします。

              ■支援の対象者

              ?満65歳以上の方のいる世帯
              ?身体障害手帳(1級または2級に限る)の交付を受けている方のいる世帯
              ?特殊疾病の医療費助成対象者のいる世帯
              ?愛の手帳(1度または2度に限る)の交付を受けている方のいる世帯
              ?精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方の世帯
              ?被爆者健康手帳の交付を受けている方の世帯
              ?要介護者(要介護状態区分が3、4または5に限る)のいる世帯
              ?生活保護法による保護を受けている世帯
              ?その他区長が支援が必要であると認める世帯

              お問い合わせ先:
              世田谷区都市整備部 建築調整課耐震促進
              TEL. 03-5432-2468 
              FAX. 03-5432-3036
              | サース通信24号/2007年9月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
              [特集] 地域共生のいえ "TOMO" が始動します! 12:00
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                道路に面してかわいい庭が開かれている「TOMO」。
                3月にはモクレンが見事な花をつける


                 (財)世田谷トラストまちづくりの平成17年度「地域共生のいえづくり支援モデル事業」の支援対象となり、昨年度もフォローアップ事例として継続して支援を受けた「上北沢OT邸(岡邸)」は、ゆっくり時間をかけて検討を重ね、このたびめでたくオープンすることになりました。
                SAHSはこの家のリフォームや耐震補強のアドバイスをお手伝いしました。
                 往年、ご近所の子どもたちの集いの場として賑わったこの家も、オーナーの岡ちとせさんが高齢になって施設や病院に入ってからは、4,5年空家だったということです。そこで、この岡さんの親戚の小池良実さんという方が岡さんの介護をしながら、住まい手の昔の想いを何とかまた復活させたいと、地域共生のいえづくり支援に応募されました。この間、残念ながら岡さんは亡くなりましたが、片付けをするにつれて当時の様子が分かる資料が続々と見つかり、子どもたちばかりでなく、地域の方々にも深い信頼が寄せられていることがはっきりしました。
                 リフォーム終了後、お仕事や地域活動に忙しい小池さんの条件も少しずつ整い、まちづくりセンターや地域活動グループ、支援団体による開設の準備が始められました。
                 一方、空家の時分からこれまでも、ご近所の方々からはいろいろと気配りをいただき、またこのような取り組みを知った区民の方からはひな壇飾りや、5月人形が届くなど、さまざまなかたちでの暖かい支援もいただいています。
                 そこで、まずはこの家を知っていただこうと、地域のみなさまとの出会いを願って、7月7日の七夕の日に「オープンハウス」としてお披露目いたします(詳しくは次ページ)。来ていただいてどんな活用方法があるか、皆さまのお知恵をお借りしたいと思っています。


                TOMOの間取り図




                ■ 岡邸工事概要
                築年数:約60年
                構造:木造2階建て
                敷地面積:約110m2
                建築面積:54.12m2
                延床面積:70.65m2
                1階 50.82m2・2階 19.83m2

                施工アドバイザー=NPO法人セーフティリビング
                 世田谷区世田谷2-9-3 tel. 03-3420-3322
                施工=(有)半田工務店 
                 世田谷区松原3-10-15 tel. 03-3325-3215
                改装・簡易耐震補強アドバイザー=NPO法人サース


                ■ TOMO アクセスマップ



                ■ オープンまでの歩み
                2006年
                1月  岡邸訪問、小池さんと打ち合わせ
                2月  工事内容についての打ち合わせ
                3月  岡邸工事前の調査
                4月  工事内容決定
                5月  工事請負契約 
                    (工事)
                6月  工事終了
                7月  岡さんが車椅子で自宅に戻れるように
                    スロープ設置、クリーニング
                10月 岡さん一時帰宅
                12月 岡さん亡くなる

                2007年
                1月  活用に向けて地域活動グループの話し合い
                2月  岡さん納骨
                4月  小池さん、まちづくりセンター、サースで話し合い、
                    名前「TOMO」に決まる
                5月  オープンに向けて小池さん、まちづくりセンター、  
                    興味を持ってくださった方、サースで 話し合い
                6月  オープン直前準備会
                7月7日 オープンハウス
                | サース通信23号/2007年6月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
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