サース通信年4回発行のサース通信から毎号の特集記事のみを抜粋しています。
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「のざわテットーひろば」にみんなが使えるトイレ完成! 12:00
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    特集

    「のざわテットーひろば」にみんなが使えるトイレ完成!
    〜子どもたちも、親も、地域もうれしいな〜




     「子どもたちにもっと自由な遊び場を」そんな思いから、地域に私有地を開放してくださった方がいます。世田谷区野沢3 丁目にあるその場所をお借りして、誰でも遊ぶことができるように運営しているのが「のざわテット−ひろば」です。
     ここは子どもたちがカマキリやバッタをつかまえたり、泥遊びをするなど、都会の中で自然と一緒に遊ぶことができる稀有な場所になっています。
    また、子どもたちの遊び場ばかりでなく、同年代の子どもを持つ地域のお母さん方のコミュニティの場となっていて、子育てのことや日常生活のこと、地域のことなどさまざまなことを気軽におしゃべりしています。
     そして、敷地内の草刈りやお芋掘りなどのイベントも運営するスタッフだけで行うのではなく、利用している子どもたちやお母さん方も自主的に参加しており、ここを利用するすべての人が、この場所に愛着を持って大事に育んでいることを感じました。


    真っ白のバリアフリートイレを
    みんなで明るく華やかな空間に


     この夏、2007 年度の公益信託世田谷まちづくりファンドの「拠点づくり部門」の助成によって、この「のざわテット−ひろば」の整備が完成し、8月27 日(水)に完成お披露目会が行われました。

    整備が完了し、8月27日にはお披露目のイベントが開かれた一昨年からの2 年越しの申請が実を結び、今年の4 〜 7 月までの3 ヶ月間、一時的な休園もありましたが、ほぼ開園しながら、ようやく完成にこぎつけました。
     この整備のなかでSAHS は、高齢者や車椅子の方でも利用可能なトイレの実現に向けて、「地域のトイレ・ベンチを増やそうプロジェクト」の一環として大勢の方にご協力いただきながらお手伝いさせていただきました(P4とP5 左段下を参照)。
     また、完成時には真白だったトイレの壁を、(財)世田谷トラストまちづくりの事業の学生インターンシップ・プログラム2008 で「のざわテットーひろば」に訪れた武蔵野美術大学の学生の提案により、子どもたちと一緒にステンシルで絵を描くことで、トイレが明るく華やかな楽しい空間になりました。トイレの外観は、子どもたちと一緒にタイルを張ったり、絵を描いたりできるように、あえてシンプルなつくりになっています。


    掃き出し窓とウッドデッキを造り、
    南北のひろばの行き来がスムーズに


     さらに建物の北側のひろばに面して掃き出し窓とウッドデッキが新設され、南北のひろばを見通せることができるようになりました。これまでは北側にもひろばがあることを知らなかった人もいたようです。掃き出し窓となってからは南北に風が抜けるため、今年の夏はこれまでより涼しく快適な空間になりました。ウッドデッキは乳幼児が万一なめてしまっても安全な材を使い、健康にも配慮した設計となっています。


     利用するお母さん方からは「きれいになってよかった」「ウッドデッキができたことにより、建物内が広く感じる」「トイレを子どもと一緒に利用できるのでよい」などの感想を聞くことができました。

     しかし、当初の対象でもある高齢者や車椅子の方の利用はまだ少なく、ひろば内に誰でも利用可能なトイレがあるという掲示がされていても、「のざわ
    テット−ひろば」が子どもたちの遊び場というイメージが強すぎて、中に入りにくいという雰囲気をつくっているのかもしれないというスタッフの方の感想も聞くことができました。その解決策として、デイケアなど高齢者の方とふれあうイベントも企画されているようです。
     その他にも、建物内の空間が居心地がよくなってしまったために、お母さん方が中から見ているだけで、ひろばで子どもたちと一緒になって遊ぶことが少なくなってしまったように感じるという声も聞くことができました。
     素敵なトイレやウッドデッキが実現し、これからは関わる方みんなで、この場所をもっと魅力的にするためにその活用方法を考えていくという心躍る試みが始まろうとしています。

    | サース通信28号/2008年9月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
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