サース通信年4回発行のサース通信から毎号の特集記事のみを抜粋しています。
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子育てステーション烏山・いよいよ9月にオープンします! 12:00
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    特集:
    多機能型子育て支援施設
    子育てステーション烏山
    いよいよ9月にオープンします!


     子どもたちの育つ環境は、社会環境の変化が如実に反映されます。少子高齢化、核家族化、働く女性の増加、防犯を重視した住環境の増加、近隣コミュニティの稀薄化など、子育て家庭にとっては負担感や不安感が高まるなかで、より安心して子育てができる環境が強く求められています。

    「子育ての悩みを気軽に話せたら……」
    「近くに子どもを遊ばせる場所がないし、お友達をつくれるかしら……」
    「病み上がりの子どもを預けたいけれど……」
    「用事があるときだけ預かってもらえると助かるわ……」

     子育て環境が多様化し、その支援策も多様性を求められるなかで、SAHSは平成18年度夏に「子育てステーション烏山」の基本構想案策定業務を世田谷区子ども部より受託しました。
     「子育てステーション烏山」は、世田谷区の次世代育成・子育て支援施策のひとつとして位置づけられたものです。子育て環境の多様化に応えられる「多機能型子育て支援施設」であり、「利便性のよい立地」に設置し、「認証保育所、病後児保育、一時預かり(ほっとステイ)、おでかけひろば、発達相談」の機能をもつ施設となっています。

    試みと課題

     SAHSが請け負った業務は策定3ヶ月、調整3ヶ月と短期間でしたが、いくつかの試みを行いました。
     まずは、子育てステーション自体について利用者側の要望・期待を把握するために、区内NPOのつながりを生かし、子育て支援グループ等に聞き取りを行いました。
     これまでにも施策等への意見把握はされていましたが、今後の運営管理も含め、施設自体のあり方について意見把握を行うことで、地域が望む施設像が見えてきました。

     さらに、本来は基本構想案から実施設計までを通して業務を行えることが望ましいのですが、今回は分離であったこと、案策定から設計完了までに半年しかなかったことから、策定した基本構想案が具体的かつ的確に設計段階で反映されるように、設計業務受託者との調整、コーディネートを行いました。
     通常は各々の業務だけで引き継ぎが難しいのですが、今回は設計者に対し運営管理の考え方とプランの関係を直接伝えることで、構想案を反映することができました。
     また今回、所管では「運営管理方針を反映させた施設にしたい」ということで、先行してプロポーザルによる運営事業者選定を行い、事業者も加わり基本構想案づくりを進めました。
     これまでは、設計段階で事業者の意向を反映できず、完成後に手直しといった不具合も起きていましたが、今回はその解消も試みることとなりました。
     ただし、予算措置の関係上、3ヶ月で事業者の運営方針、施設の運営管理体制も同時に定めながらの策定はかなり厳しい工程でした。公地に公設公営から公設民営あるいは民設民営と、事業手法も多様化するなかで、事業工程の組み立て方にも新たな仕組みが必要になってくるのではないでしょうか。完成後は、多機能型子育て支援施設としての検証が今後の施設づくりのためには欠かせないと思います。

     施設は、京王線「千歳烏山駅」南口から2分足らずの場所に7月竣工予定で建設中です。隣地には区営駐輪場、施設前にはバス停、道路の向かいはスーパーマーケットという立地で、9月には街を行き交いながら毎日子どもたちの遊ぶ姿を目にすることができるでしょう。
    | サース通信27号/2008年6月 | - | - | posted by news-npo-sahs -
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